名 称 | 年 代 | 構造等 | |
旧杉山家住宅 | 江戸前期 (1615-1660) |
居室部:桁行24.5m、梁間11.9m、一部二階、入母屋造段違、南面、東面及び北面庇付、本瓦葺 座敷部:桁行8.1m、梁間14.1m、入母屋造段違、東面居室部に接続、本瓦葺、一部桟瓦葺、西面茶室附属 |
大阪府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |
特徴等 |
杉山家は16世紀半ばの富田林寺内町成立にも関わり、江戸中期以降は造り酒屋として財をなした旧家である。 住宅は整形四間取りを原形とする居室部と、後に増築された座敷部からなる大規模で質の高い町屋で、一部は2階建である。4重の妻壁や釜屋の煙出し、前面の子持格子や塀の上の忍び返しなど見ていても飽きない。この家は明治末期に与謝野晶子らとともに活躍した明星派歌人・石上露子 (いそのかみつゆこ) (本名杉山タカ) の生家で、台所北にあるアールヌーボー風の螺旋階段は露子の希望で取り付けられたものという。 参考資料:現地の説明板(富田林市)/富田林寺内町ガイドブック(富田林市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁) 2009-12-16 |