特徴等 |
鴻池新田会所は、河内平野を流れる大和川の付け替え後、豪商鴻池家が町人請負として開発した鴻池新田の会所で、宝永年間 (1704~1711) に開設された。周囲に堀を回した敷地の中央に本屋が建ち、その北に屋敷蔵、西方に文書蔵・米蔵・道具蔵が配されている。近世における新田管理の施設の様子を今に伝える、貴重な遺構である。 道具蔵は米蔵の北に建つ、一部2階建の土蔵である。東平面に1つの庇の下に2ヵ所の出入口を設けている。新田内の農民達に貸与する農耕具のほか、穀物も保管された。 参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁) 2008-11-24 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
旧鴻池新田会所 道具蔵 |
天保15年 (1844) |
土蔵造、桁行13.6m、梁間7.6m、一部二階、切妻造、本瓦葺、東面庇附属 |
大阪府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |