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番号・名称 年 代   構造等
日部神社本殿 室町前期(1333-1392) 桁行三間、梁間正面三間、背面二間、一重、正面切妻造、背面入母屋造、向拝三間、本瓦葺
       
       
       
       
日部神社拝殿 (撮影:2009-10)
    大阪府の重要文化財建造物        2018-2-1 現在
特徴等
日部神社 (くさべじんじゃ) は延喜式神名帳に載っている古社で、堺市の南西部に位置している。明治の神社合祀策によって明治44年(1911)に鶴田村字輪之内にあった日部神社・同字寺山の八坂神社・原田の熊野神社・上村の菅原神社が合祀され現在に至っている。本殿及び神門は八坂神社のものをそのまま残し、拝殿は旧菅原神社のものを移築し、祭神は日部神社の日下部氏の祖・彦坐命(ひこいますのみこと)を祀った。
本殿は桁行3間、梁間正面3間・背面2間の規模で、本瓦葺である。本殿前の石燈籠に刻まれた年代などから室町前期の建立と考えられている。正面は切妻造、背面は入母屋造で、蟇股には、祭神である牛頭天王 (ごずてんのう) にちなんだ牛や唐獅子など、さまざまな彫り物で装飾されている。
参考資料:現地の説明板(堺市)/国指定文化財等DB(文化庁)
2009-10-24
日部神社本殿 (撮影:2009-10) 日部神社本殿 (撮影:2009-10)