名 称 年 代   構造等
北田家住宅
主屋  江戸中期
(1661-1750) 
桁行22.2m、梁間10.9m、入母屋造、茅葺形銅板葺、北面庇付、玄関及び奥座敷 桁行9.8m、梁間5.9m、北面主屋に接続、南面及び西面入母屋造、本瓦葺、南面、北面及び西面庇付、桟瓦葺 
表門  天保14年
(1843) 
長屋門、桁行55.8m、梁間4.9m、2階建、入母屋造、西面南端突出部附属、桟瓦及び本瓦葺 
乾蔵 享保7年
(1722) 
土蔵造、桁行9.9m、梁間4.0m、二階建、切妻造、本瓦葺  
北蔵 天明5年
(1785) 
土蔵造、桁行3.9m、梁間3.9m、二階建、切妻造、本瓦葺  
北田家住宅主屋 (撮影:2010-5) 北田家住宅表門 (撮影:2010-5)
特徴等
北田家は、もと私部城主安見氏の重臣で、江戸時代には庄屋、代官職を務めたことから、交野市私部に所在する住宅は代官屋敷とも呼ばれている。
主屋は入母屋造、茅葺形銅板葺の大規模な民家で、広大な敷地中央やや北寄りに南面して建っている。8間取り平面で、玄関を上手前面に突出させて構える民家の遺例としては最古に属するとされる。
表門は2階建、入母屋造、桟瓦及び本瓦葺の長屋門で、 敷地の東面いっぱいに造られている。桁行55.8m、梁間4.9mの全国でも最大級の規模をもち、敷地の傾斜にあわせた切石積の基礎の上に建つ。外壁は白漆喰塗、腰は下見板張とし、入口をほぼ中央に開き、北側2ヵ所に出格子窓を設ける。敷地東面を区切ると共に、屋敷景観の中心的な存在となっている。
乾蔵は2階建、切妻造、本瓦葺の土蔵で、敷地北面の西寄りに南北棟として建っている。建ちが高く、外壁は白漆喰塗、壁面に水切り庇を付け、軒蛇腹を廻すなど丁寧な造りになる。 敷地北面の塀越しに妻面をみせ、東側の北蔵などとともに屋敷景観の構成要素となっている。
北蔵は2階建、切妻造、本瓦葺の土蔵で、乾蔵の東側に棟を直交させて建っている。 外壁は白漆喰塗で、腰に高い位置まで竪板を張る。梁間は乾蔵とほぼ同じであるが、桁行は約半分の規模である。道路沿いの土塀などと一体となって、敷地北面の屋敷景観の形成要素となっている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/交野市HP
2010-5-28
北田家住宅乾蔵 (撮影:2010-5) 北田家住宅北蔵 (撮影:2010-5)
       
       
       
       
       
       
       
       
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