番号・名称 年 代   構造等
住吉大社 南門 慶長12年
(1607)
4脚門、切妻造、本瓦葺
住吉大社 東楽所 桁行11間、梁間2間、1重、東面入母屋造、西面切妻造、本瓦葺 
住吉大社 西楽所 桁行5間、梁間2間、1重、西面入母屋造、東面切妻造、本瓦葺 
住吉大社 石舞台 石造桁橋及び石造高舞台、木造高欄付
住吉大社石舞台 (撮影:2007-3) 住吉大社石舞台 (撮影:2007-3)

手前が石舞台
住吉大社南門 (撮影:2007-3) 住吉大社南門・石舞台 (撮影:2007-3)
特徴等
住吉大社は日本書紀』と『古事記』に創立の説話が記されている古社で、大阪市の南西部、古くは住吉の浜として親しまれてきた風光明媚な海岸の近くに位置し、古来摂津国の一之宮として人々の崇敬を集め、親しまれてきた。本殿4棟が国宝に指定されているほか、幣殿及び渡殿、南門、石舞台など14棟の社殿が重要文化財に指定されている。
南門、切妻造、東西楽所及び石舞台は、卯之葉神事で優雅な舞楽が奏せられる舞楽施設の構成要素である。慶長12年(1607)豊臣秀頼の再興にかかるもので、本殿を囲む垣の外方南側に南面して建っている。

南門は切妻造、本瓦葺の四脚門で、東西楽所はその左右に連なる梁間2間の建物である。東楽所は桁行11間、西楽所は5間、入母屋造であるが、南門寄りは切妻とする。石舞台は南門北側の池に幅約11m、長さ約12mの石造桁橋を架け、その上に方約6メートル、高さ約0.5mの舞台を築いたものである。高欄は逆連頭親柱付の木製で、舞楽を演じる時以外は楽所に納められている。いずれも社殿配置の重要な一環であると同事に、門、楽所、舞台がセットで残る舞楽施設として重要であり、また住吉大社の慶長造営時の遺構として貴重な資料とされる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/住吉大社HP
2007-12-29
住吉大社西楽所 (撮影:2007-3) 住吉大社西楽所 (撮影:2007-3)
       
       
       
       
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住吉大社東楽所 (撮影:2007-3) 住吉大社東楽所 (撮影:2007-3)
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