特徴等
四天王寺は、推古天皇元年(593)に聖徳太子により創建されたという古寺である。四天王寺式と呼ばれるその伽藍は、近年においては、昭和9年(1934)の室戸台風や昭和20年(1945)の大阪大空襲により大部分が損壊・焼失した。被災を免れた数少ない建物、江戸初期の建物7棟と鳥居1基が重要文化財に指定されており、往時のたたずまいを今に伝えている。
元三大師堂(がんざんだいしどう)は桁行3間、梁間3間のお堂で、境内の西北部に建っている。元三大師は第18代天台座主で、叡山中興の祖といわれる高僧であるが、角大師(つのだいし)などと呼ばれて様々な伝説が伝わり、強い霊力を持った存在として厚い信仰を集めてきた。このお堂は大坂における元三大師信仰の中心となったお堂であり、毎月3日には例月祭が行われている。
参考資料:四天王寺案内リーフレット/四天王寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-11-6
       
       
       
       
四天王寺元三大師堂 (撮影:2008-3) 四天王寺元三大師堂 (撮影:2008-3)
名 称 年 代   構造等
四天王寺
元三大師堂
元和9年
(1623) 
桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、本瓦葺
       
       
       
       
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