特徴等
四天王寺は、推古天皇元年(593)に聖徳太子により創建されたという古寺である。四天王寺式と呼ばれるその伽藍は、近年においては、昭和9年(1934)の室戸台風や昭和20年(1945)の大阪大空襲により大部分が損壊・焼失した。被災を免れた数少ない建物、江戸初期の建物7棟と鳥居1基が重要文化財に指定されており、往時のたたずまいを今に伝えている。
六時堂は桁行7間、梁間5間の雄大なお堂で、中心伽藍の北に位置している。天台宗の宗祖最澄が弘仁7年(816)に比叡山の根本中堂にならって創建したと伝わるが、現在のお堂は元和9年(1623)に再建されたものである。昼夜6回にわたって諸仏礼賛を修行する場で、六時礼讃堂が正式名称とのことである。平素は特別回向等が行われているが、修正会・聖霊会舞楽法要等の大法要はこのお堂で行われる。
参考資料:四天王寺案内リーフレット/四天王寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-11-6
四天王寺六時堂 (撮影:2008-3)
四天王寺六時堂 (撮影:2008-3) 四天王寺六時堂 (撮影:2008-3)
       
       
       
       
名 称 年 代   構造等
四天王寺
六時堂
元和9年
(1623) 
桁行七間、梁間五間、一重、入母屋造、本瓦葺
       
       
       
       
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