名 称 年 代   構造等
大阪城 金蔵 天保8年(1837) 土蔵造、一重、寄棟造、本瓦葺
       
       
       
       
       
       
       
       
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特徴等
豊臣秀吉が築いた大阪城は元和元年(1615)の大阪夏の陣ですべて焼失、現存する遺構は元和6年(1620)から徳川幕府により再建されたものである。
金蔵 (きんぞう) は寄棟造、本瓦葺の土蔵で、徳川幕府の直轄領からの年貢金や、商人たちの運上金、長崎貿易の収益金などの金貨・銀貨が保管されていた。寛永2年(1625)に2階建で造られたが、天保8年(1837)に平屋建に改造された。腰壁は美しい海鼠壁、内部は板張りで大小2室からなっている。防火・防湿・盗難防止に特に工夫がこらされ、床板の下は厚い石敷、入口は2重の土戸と鉄格子戸の3重構造、小さな窓は土戸と鉄格子、床下の換気窓も鉄の2重戸となっている。
参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-11-2
大阪城金蔵 (撮影:2007-12) 大阪城金蔵 (撮影:2007-12)
    大阪府の重要文化財建造物        2018-2-1 現在