淀川旧分流施設毛馬第一閘門
(撮影:2008-2)
淀川旧分流施設毛馬第一閘門
(撮影:2008-2)
淀川旧分流施設毛馬第一閘門
(撮影:2008-2)
淀川旧分流施設毛馬第一閘門
(撮影:2008-2)
       
       
       
       
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淀川旧分流施設毛馬第一閘門
(撮影:2008-2)
淀川旧分流施設毛馬第一閘門
(撮影:2008-2)
名 称 年 代   構造等
淀川旧分流施設
毛馬第一閘門
明治40年
(1907) 
煉瓦造及びコンクリート造閘門、延長105.7m(閘室、閘頭部及び閘尾部よりなる)
       
       
       
       
特徴等
淀川旧分流施設は、大規模な洪水が頻発した淀川の改良工事の一環として淀川河口より約10km上流に設けられた施設で、旧淀川(大川)に流入する水量を調節するために築かれた毛馬洗堰、水位の異なる淀川と旧淀川間の通航を可能とするために築かれた毛馬第一閘門よりなっている。淀川旧分流施設はわが国最初期の高水工事(主に洪水防止のために、最高水位を計算して行う工事)であるとともに、初めて大型建設機械を導入して実施された淀川改良工事の代表的遺構として、近代河川史上、高い価値が認められている。
毛馬第一閘門は、洗堰の右岸側に位置する、全長105.7m、敷幅11.4mの煉瓦造及びコンクリート造構造物で、水位調節時の停船場となる延長75.4mの閘室、門扉を収容し閘室の上流側に接続する延長15.1mの閘頭部、下流側に接続する延長15.2mの閘尾部よりなる。煉瓦造及びコンクリート造井筒基礎とコンクリート直接基礎の上に煉瓦躯体を立ち上げ、出隅入隅部、階段などに花崗岩を用い、底版には煉瓦を敷く。閘室の側壁に係留環を取り付け、閘頭部及び閘尾部には、鋼製合掌扉を一対ずつ設け、躯体内部に水位調節用の欠円アーチ形給排水渠及び給排水門扉開閉用の円形井を穿つ。また、閘頭部と閘室の境には、引上式制水扉及び鋼製単アーチ式の跨閘橋を設ける。
参考資料:大阪市HP/国指定文化財等データベース(文化庁HP)
2018-3-7
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