特徴等 |
山野家は江末期から続くという造り酒屋で、住宅は大阪府の北東部、交野市市街地に所在し、大正末期に移築された主屋や酒蔵などがその屋敷構えを今に伝えている。 主屋は東京芝にあった仰木魯堂設計になる江戸末期の建築を大正末期に移築したもので、玄関棟、広間・茶室棟、2階建座敷棟が中央の中庭を囲んで建ち並んでいる。面皮材、丸太材、栂角材等多様な材を用い、柱間も田舎間、中京間、京間を使い分けるなど、古典的手法に依りながら随所に近代らしい特徴がみられる。敷地西辺に並ぶ3棟の蔵の南に位置し、土塀越しに妻面を見せる。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁) 2009-2-12 |
大阪府の登録文化財建造物リスト 2018-11-26 現在 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
101 山野家住宅主屋 | 江戸末期(1830-1867) 大正(1912-1925)末期移築 |
木造平屋建、瓦葺、建築面積366㎡ |
山野家住宅主屋 (撮影:2009-2) | 山野家住宅主屋 (撮影:2009-2) |
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