特徴等
少彦名神社 (すくなひこなじんじゃ) は、薬問屋の集まる道修町で江戸時代に中国医薬の祖神・神農炎帝を祀るようになり、その後和薬種の取扱いが増えて、安永9年(1780)に京都の五条天神より日本医薬の神・少彦名命を招いて祀ったのに始まるという。境内は「薬種中買仲間」の会所があった場所で、道修町通の北側に位置し、今も「神農 (しんのう) さん」の愛称で広く親しまれ、崇敬されている。
現在の社殿は明治43年(1910)に造営されたもので、拝殿、幣殿及び本殿からなっている。拝殿は桁行3間、梁間2間、入母屋造、銅板葺で、正面に千鳥破風、軒唐破風を付ける。全体に簡素な造りであるが、正面は装飾的な構えになり、唐破風の構成などに巧みな処理が見られる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)

2019-1-18
少彦名神社拝殿 (撮影:2021-4) 少彦名神社拝殿 (撮影:2021-4)
番号-名称 年 代   構造等
011 少彦名神社拝殿 明治43年
(1910)
木造平屋建、銅板葺、建築面積26㎡
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    大阪府の登録文化財建造物      2018-11-26 現在
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