番号・名称 年 代   構造等
41 広徳寺大御堂 室町後期
(1467-1572)
桁行三間、梁間三間、一重寄棟造、茅葺
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特徴等
広徳寺大御堂 (おおみどう) は、鎌倉時代の初め、北条政子が美尾屋十郎広徳の冥福を祈って、本堂及び坊舎とともに美尾屋氏の館跡に建立したものと伝えられている。現在の大御堂は、様式手法から前代の建物の規模や形式を踏襲して室町時代後期に再建したものとみられている。構造、形式は、桁行三間・梁間三間、一重、寄棟造、茅葺である。頭貫、木鼻の絵様繰形等に地方的な特色を見せる、関東地方には数少ない禅宗様の仏堂として貴重な遺構とされる。大御堂内には、現在中央須弥壇上に本尊阿弥陀如来坐像を中央に観音・勢至菩薩立像の両脇侍を安置し、さらに堂内の東北及び西北隅には小壇を設け、不動明王、毘沙門天の各立像を安置している。
参考資料:現地の説明板(埼玉県教育委員会/川島町教育委員会/廣徳寺)/総覧日本の建築(日本建築学会編/新建築社)/国指定文化財等DB(文化庁)
2008-1-16
広徳寺大御堂 (撮影:2005-6) 広徳寺大御堂 (撮影:2005-6)
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