番号・名称 年 代   構造等
38 福徳寺阿弥陀堂 鎌倉後期
(1275-1332)
桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、茅葺形銅板葺
特徴等
福徳寺は飯能市の西北部、虎秀谷に所在し、建暦2年(1212)に宝山禅師を開山として創立されたと伝えられている。
阿弥陀堂は桁行、梁間とも三間で、四周に縁を巡らせ、四面板壁、前面は精巧な蔀戸 (しとみど) になっている。屋根は茅葺形銅板葺、宝形造りで、頂には露盤・宝珠が載っている。和様の簡素な意匠であるが、宝形屋根が優美な曲線を描くお堂である。建築年代は、様式手法により鎌倉後期と考えられている。附 (つけたり)の 厨子には、善光寺様式の一光三尊の阿弥陀三尊立像が安置されている。
参考文献:飯能市HP/武蔵野三十三観音霊場HP/総覧日本の建築(日本建築学会編/新建築社)/国指定文化財等DB(文化庁)
2006-11-29
福徳寺阿弥陀堂 (撮影:2005-7) 福徳寺阿弥陀堂 (撮影:2005-7)
       
       
       
       
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