番号・名称 年 代   構造等
33 高麗家住宅 17世紀1601
-1700)末
桁行14.3m、梁間9.5m、入母屋造、西面庇付、茅葺
高麗家住宅 (撮影:2005-7) 高麗家住宅 (撮影:2005-7)
特徴等
高麗家 (こまけ) は代々高麗神社の神職を勤めてきた旧家である。この建物の建築年代は江戸時代初期、慶長年間(1596-1610)との伝承があるのみで明確な史料は欠くが、構造手法から17世紀中頃まで遡り得ると考えられている。建物は山を背に東面して建てられ、規模は間口14.3m、奥行9.5m、屋根は入母屋造、茅葺である。間取りは、5つの部屋と比較的狭い土間とから成っている。5室のうち、表側下手の室は21畳でもっとも広く、当住宅は表座敷を中心とした間取りである。広間には長押を打ち、押板を構え、前面5.7mにはは格子窓がつけてある。柱や梁は全部丸味のある手斧 (ちょうな) で仕上げられ、柱の数は多く、必要なところは太い材木を使っているが、梁は全面的に細い材料を使っている。なお、この住宅は昭和51年(1976)解体修理に着手し、解体工事中に調査発見した痕跡資料等により当初の構造を復元し、昭和52年(1977)に竣工した。
参考資料:現地の説明板(埼玉県教育委員会/日高市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2005-8-15
       
       
       
       
高麗家住宅 (撮影:2005-7) 高麗家住宅 (撮影:2005-7)
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