番号・名称 年 代   構造等
30 内田家住宅 19世紀(1801
-1900)初
桁行24.9m、梁間11.1m、一部二階、入母屋造、茅葺
特徴等
内田家の先祖は小田原北条氏の支城鉢形城の武士で、落城後は秩父に落居し、以後旧蒔田村の永代名主をつとめた家柄という。 同家の主屋は、桁行24.9m、梁間11.1mの堂々たる造りで、 県内でも屈指の養蚕農家である。間取りは、土間に面して座敷があり、その奥は田の字型に間仕切られ、土間には馬屋が設けられている。木割も大きく、柱も面取りが多く、大黒柱は33cmもある。外回りの柱は栗材、「デエ」の間はショウジ材が用いられ、2階は中央部を除いて養蚕に使用できるようになっている。江戸時代中期の大規模な養蚕農家の代表的な建物であり、細部の手法、意匠もすぐれた民家である。
参考資料:現地の説明板(文化庁/埼玉県教育委員会/秩父市教育委員会)/総覧日本の建築(日本建築学会編/新建築社) /国指定文化財等DB(文化庁)

2006-11-15
       
       
       
       
内田家住宅 (撮影:2005-7) 内田家住宅 (撮影:2005-7)
内田家住宅 (撮影:2005-7) 内田家住宅 (撮影:2005-7)
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    埼玉県の重要文化財建造物     2018-1-15 現在