特徴等
新井家は、江戸時代に代々この地方の名主を務めたという旧家である。住宅はもと長瀞町大字中野上にあったが、昭和50年(1975)に現在地に移築、長瀞町郷土資料館の一部として一般に公開されている。建物は桁行17.0m、梁間10.0m、一部に2階を設けた養蚕農家で、屋根は板葺石置屋根であるが、東面に茅葺の下屋を設けている。かってこの地方に散在した切妻造板葺民家の典型的な遺構で、建築年代は保存されていた祈祷札や様式から、延享2年(1745)頃と見られている。
参考資料:現地の説明板(文化庁/埼玉県教育委員会/長瀞町教育委員会)/旧新井家案内リーフレット/総覧日本の建築(日本建築学会編/新建築社)
2006-11-20
旧新井家住宅 (撮影:2006-11) 旧新井家住宅 (撮影:2006-11)
番号・名称 年 代   構造等
29 旧新井家住宅 延享2年
(1745)頃
桁行17.0m、梁間10.0m、切妻造、二階建、板葺、東面下屋附属、茅葺、西面及び北面庇附属、杉皮葺
       
       
       
       
旧新井家住宅 (撮影:2006-11) 旧新井家住宅 (撮影:2006-11)
    埼玉県の重要文化財建造物     2018-1-15 現在
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旧新井家住宅 (撮影::2006-11) 旧新井家住宅 (撮影:2006-11)