特徴等
明治政府が推進した洋風建築による官庁街建設に必要な煉瓦を供給するため、明治20年(1887)深谷市上敷免に日本煉瓦製造株式会社の工場が建設された。日本最初の機械成型による煉瓦工場で、以来、当工場の煉瓦は東京駅、日本銀行旧館、迎賓館など多くの建造物に使用され、日本の近代化をハードの面で支えてきた。ホフマン輪窯6号窯、旧事務所(日本煉瓦史料館)、旧変電室及び備前渠鉄橋が貴重な近代化遺産として重要文化財に指定されている。
旧変電室は煉瓦造平屋建の建物で、日露戦争後の好景気による需要増に対応するために電力を導入した明治39年(1906)頃の建造といわれる。今も当時の外観をとどめ、かっての隆盛振りを今に伝えている。
参考資料:現地の説明板(文化庁/埼玉県教育委員会/深谷市教育委員会)/深谷の煉瓦物語(深谷市教育委員会編の小冊子)/国指定文化財等DB(文化庁)
2006-11-30
    埼玉県の重要文化財建造物         2018-1-15 現在
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日本煉瓦製造(株)旧煉瓦製造施設
旧変電室 (撮影:2006-11)
日本煉瓦製造(株)旧煉瓦製造施設
旧変電室 (撮影:2006-11)
番号・名称 年 代   構造等
13 日本煉瓦製造(株)旧煉瓦
製造施設 旧変電室
明治期
(1868-1911)
煉瓦造平屋建、建築面積22.3㎡
       
       
       
       
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