特徴等
所沢の旧林村は、17世紀後半から急速に進んだ新田開発によって、現在見るような畑の中に農家が点在する村が形成された。小野家は17世紀末にこの地に住みつき、住宅は18世紀初め頃の建造と推定されている。入母屋造、茅葺、三間取り広間型平面の直屋で、自然のままの曲がったクリやマツを柱や梁に使い、軒が低く開口部の少ない小規模な建物であるが、なぜか懐かしさを感じる素朴な建物である。江戸中期の典型的な間取りをもつ民家として、武蔵野の開拓農家の姿を今に伝えてくれている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(所有者小野氏/所沢市教育委員会)/所沢市HP
2008-1-12
       
       
       
       
番号・名称 年 代   構造等
09 小野家住宅 18世紀(1701
-1800)初
桁行14.0m、梁間6.5m、入母屋造、南北両面及び東面庇付、茅葺
小野家住宅 (撮影:2005-7) 小野家住宅 (撮影:2005-7)
    埼玉県の重要文化財建造物        2018-1-15 現在
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