特徴等
台徳院霊廟は徳川2代将軍秀忠を祀る廟で、寛永9年(1632)、江戸の芝に家光によって建立された。戦災で主要な建物は焼失したが、惣門 (そうもん) 、勅額門 (ちょくがくもん) 、丁子門 (ちょうじもん) 、御成門 (おなりもん) は戦火を免れ、勅額門以下3棟の門は、昭和35年(1960)にここ狭山山不動寺に移築された。構造形式はそれぞれ異なっているが、いずれも漆塗り、彩色が施され、飾り金具打の豪華な造りとなっている。残る1棟の惣門は、東京都港区芝公園に現存する。
丁子門は、正面、側面とも一間、銅瓦葺の平唐門で、台徳院霊廟から崇源院霊牌所の通用門であった。崇源院は2代将軍徳川秀忠夫人のことで、一般には江 (ごう) として知られている。
参考資料:現地の説明板(狭山山不動寺)/所沢市HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2007-1-16
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旧台徳院霊廟丁子門 (撮影:2005-8) 旧台徳院霊廟丁子門 (撮影:2005-8)
番号・名称 年 代   構造等
06 旧台徳院霊廟丁子門 寛永9年(1632) 桁行一間、梁間一間、平唐門、銅瓦葺
       
       
       
       
    埼玉県の重要文化財建造物     2018-1-15 現在
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