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    埼玉県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
特徴等
遠山記念館の建物は、もとは日興証券の創始者・遠山元一が、人手に渡っていた生家の土地を買い戻し、そこに昭和8年(1933)から2年7ヵ月を費やして完成させた大邸宅で、昭和45年(1970)から財団法人遠山記念館として公開されている。
茶室関係の施設は、昭和11年(1936)の「遠山邸建築設計図」に描かれていないが、邸宅の一連の施設として建てられたと見られている。腰掛待合は雪隠とほぼ同じ規模形式で、茶室本席と寄付待合を結ぶ動線上の中間に並んで建つ。庭園側を開放として腰掛を設け、北面の下地窓には力竹を設けるなど、丁寧なつくりである。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/遠山記念館リーフレット
2019-10-5
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番号-名称 年 代   構造等
162 遠山記念館(旧遠山家
住宅)茶室腰掛待合
昭和11年(1936)頃 木造平屋建、銅板葺、建築面積3.0㎡
遠山記念館(旧遠山家住宅)茶室
腰掛待合 (撮影:2005-6)
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