h: | |||
特徴等 |
この建物は、大正10年(1921)に外人客を接待することを目的に建築された石川製糸のゲストハウスで、県内でも数少ない大邸宅建築の一つである。石川製糸は、石川幾太郎が一代で築いた製糸工場で、最盛期は郡是産業と製糸業界を二分する盛況をみせたが、大正12年(1923)の関東大震災と昭和初期の大恐慌により倒産した。戦後建物は米軍に接収されたが、昭和33年(1958)に返還され、現在は入間市の所有となっている。 別館は、北面して建つ西洋館の東側に、少し遅れて建てられたという。木造平屋建、中廊下式の平面で、北面と南面に各室を配する。外観は軸組をあらわして壁を本館と同じセピア色の化粧煉瓦張とし、両者の調和を図っている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板 2006-11-7 |
埼玉県の登録文化財建造物 2018-12-27 現在 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
145 旧石川組製糸 西洋館別館 |
大正10年 (1921)頃 |
木造平屋建、瓦葺、建築面積149㎡ |