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    埼玉県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
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特徴等
秩父銘仙出張所二は、秩父銘仙取引の出張所として建てられたもので、大正から昭和初期にかけて秩父銘仙の取引で賑わった「買継ぎ通り」と呼ばれた通りに東面して建っている。建物は、桁行5間・梁間4間、木造2階建、切妻造、平入、桟瓦葺で、正面には半間の下屋を設けている。もとは中央部の壁で2戸に分けられた二戸一棟の形式であったが、現在は一戸として使用されている。外観内部ともに部分的な改修がみられるが、正面1階の欄間付の掃出しガラス戸や正面2階の漆喰壁、木製ガラス窓と戸袋など、建築当初の面影を色濃く残している。周囲に残る旧出張所を含め、秩父銘仙で賑わった当時の商業地区の景観の一端を今に伝える。現在は飲食店として使用されている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板
2006-11-21
秩父銘仙出張所二 (撮影:2005-7) 秩父銘仙出張所二 (撮影:2005-7)
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番号-名称 年 代   構造等
116 秩父銘仙出張所二 昭和(1926
-1988)初期
木造2階建、瓦葺、建築面積88㎡