秩父銘仙出張所一

特徴等

秩父銘仙出張所一は、秩父銘仙取引の出張所として建てられたもので、大正から昭和初期にかけて秩父銘仙の取引で賑わった「買継ぎ通り」と呼ばれた通りに東面して建っている。建物は桁行6間・梁間3間、木造2階建、切妻造、平入、桟瓦葺で、正面2階軒を出桁造とし、1階には庇をつける。中央部の壁で2戸に分けられた2戸1棟の形式で、正面壁の腰は下見板張、小壁は漆喰塗り仕上げ、妻壁は桁下まで下見板張とする。木製の建具(ガラス窓)も建築当初のものが随所に残っており、周囲に残る旧出張所を含め、秩父銘仙で賑わった当時の商業地区の景観の一端を今に伝える。現在は店舗として使用されている。
参考資料：国指定文化財等DB(文化庁)／現地の説明板
2006-11-21

番号-名称		年代	構造等
115 秩父銘仙出張所一		昭和(1926 －1988)初期	木造2階建、瓦葺、建築面積68㎡


秩父銘仙出張所一 (撮影：2005-7)	秩父銘仙出張所一 (撮影：2005-7)

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