埼玉県の登録文化財建造物 2018-12-27 現在 |
特徴等 |
武甲酒蔵(株)は、宝暦3年(1753)創業の造り酒屋で、現在の店舗は文化7年(181)頃建てられた。店舗は、江戸時代の主要道である秩父往還に面して建ち、木造2階建、切妻造平入、金属板瓦棒葺屋根で、正面下屋は桟瓦葺である。内部は、かって土間タタキと板の間であり、現在のものと比べて間取りの変更が見られるが、通りから見た店構えは当時の面影を良く残している。加えてその昔、階段のたかわらには農作業の帰りに店先で一杯やっていくお客さんが鎌を引っ掛けた「鎌掛けの柱」が残っている。市内でも数少ない江戸時代の建物であり、現在もなお存在感のある構えをもつ建造物である。仕込み水には、蔵の中庭の井戸から常時湧き出ている武甲山を水源とする伏流水が使われており、数々の賞に輝いた銘酒が生み出されている。 参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁) 2006-11-12 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
107 武甲酒蔵柳田総本店 店舗 |
江戸後期 (1751-1829) |
木造2階建、金属板葺、建築面積329㎡ |
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