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    埼玉県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
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番号-名称 年 代   構造等
106 吉田町立歴史民俗資料館
(旧武毛銀行本店)
大正7年
(1918)
煉瓦造2階建、瓦葺、建築面積148㎡
特徴等
この建物は大正7年(1918)に武毛銀行の本店社屋として建設された煉瓦造の洋風建築で、秩父市の西部・下吉田市街地の中心部に建っている。前半分の外壁を白タイル張りとし、寄棟造、瓦葺の屋根をかけている。2階軒下まで通した柱形や縦長の窓により垂直性を強調し、また、幾何学模様の装飾を施した前面の意匠が印象的である。近年まで吉田町立歴史民俗資料館として使用されたが、資料館は近くの旧下吉田村役場に移り、現在は展示物の保管や絵画展等の会場として活用されている。この町は、江戸時代には上信方面の宿場町・吉田宿として発達し、明治から大正にかけては生糸取引などの中心的市場となった町である。この建物は、この町の移り変わりを見守りながら静かにたたずんでいる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/旧吉田宿の町並みHP(日本財団図書館)
2006-11-20
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吉田町立歴史民俗資料館
(撮影:2006-11)
吉田町立歴史民俗資料館
(撮影:2006-11)
吉田町立歴史民俗資料館
(撮影:2006-11)