特徴等 |
この建物は、 洋風建築の意匠上の表現方法を地方でも習得した大正期に建てられたもので、 県内の学校建築のレベルを示す貴重な遺構である。 中央に玄関ポーチを設けて左右対称に展開されており、外壁にはモザイク模様が施され、中央の軒上飾りや左右両端の半円モチーフの飾りなど、豊かな意匠が見られる。屋根は、玄関の真上に高い塔と両端に飾り用の小尖塔が設けられ、さらにドーマーウィンドウが設けられている。
内部は、各部屋の出入口は片開き戸を使い、階段は広い舞場のある洋風階段を設けて大正期の洋風建物の特色を持っている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板/総覧日本の建築(日本建築学会編/新建築社) 2006-11-18 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
080 埼玉県立深谷商業高等学校記念館 | 昭和6年 (1931) |
木造2階建、瓦葺、建築面積608㎡、塔屋付 |
h: | |||
埼玉県の登録文化財建造物 2018-12-27 現在 |