番号-名称 年 代   構造等
074 大谷家住宅
中門及び塀
昭和6年
(1931)
木造、瓦葺、間口2.4m、塀延長28m
       
       
       
       
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    埼玉県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
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特徴等
大谷家住宅は、昭和初期の大恐慌時にお助け普請として、当時深谷町長であった大谷藤豊にって建てられた。大谷家は江戸時代中期から続く中山道深谷宿の有力商家で、大正11年(1922)には、1万坪の土地と多額の寄付をして深谷町立商業学校(現県立深谷商業高等学校)を建設している。大谷家住宅は、連日100人以上の職人を1年半雇用して建設されたといわれている。
中門及び塀は、間口2.4mの門と延長28mの塀から成り、主屋及び洋館の南正面を囲っている。中門は1間1戸棟門で、屋根は起りのある切妻造、桟瓦葺とし、扉板や欄間の透かし彫及び木舞打の化粧屋根裏など、瀟洒な数奇屋風意匠である。塀は門の両側から延びており、上半分を漆喰壁、下半分を板壁とする。和風の中門及び塀とそれ越しに見える洋館が対照的であるが、違和感はない。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/埼玉県教育委員会HP
2008-1-17
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大谷家住宅中門及び塀
(撮影:2005-7)
大谷家住宅中門及び塀
(撮影:2005-7)