坂田医院旧診療所 (撮影:2005-8) 坂田医院旧診療所 (撮影:2005-8)
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番号-名称 年 代   構造等
025 坂田医院
旧診療所
昭和6年
(1931)
鉄筋コンクリート造平屋建、建築面積217㎡
       
       
       
       
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    埼玉県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
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特徴等
坂田医院旧診療所は、鉄筋コンクリート造、陸屋根造平屋建の産科医院のもと診療棟である。玄関ポーチを付け、正側面をスクラッチタイル貼りとした洋風近代建築で、街道に面する敷地正面の引きを広く取った正面ポーチへのアプローチや、直線を基調とした瀟洒な外観は、昭和初期には町の近代化のシンボル的な存在であったことが想像される。内部の構成は、正面側に受付・調剤室、待合室、診療室、分娩室、手術室が南北一列にならび、一方の背面側は明かりの差し込む廊下とする機能的な配置となっている。内部の造作材には南洋材とみられる木材を用い、また、照明器具はアールデコの影響を感じさせる意匠となっており、当時の流行を取り入れた端正なデザインでまとめられている。基本的に改造がなく、 昭和初期の地方近代建築、あるいは病院建築として、建設当初の状態をよく残している。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/彩のくにさいたま「県政ニュース」
2006-11-16
坂田医院旧診療所 (撮影:2005-8)