特徴等 |
島村家は、中山道桶川宿の本陣近くに店を構えた穀物問屋木嶋屋の総本家であり、この土蔵は江戸時代後期の天保7年(1836)の建築と伝えられている。桁行6間・梁間3間、木造3階建の店蔵で、土蔵の両端にある鬼板には当時の屋号の一字をとった「木」の字が刻まれている。この土蔵の建築は、天保の大飢饉にあえぐ人々に仕事を与え、その報酬により多くの民が飢えから救われたことから、「お助け蔵」といわれたとの伝承がある。現在は2階から上の黒漆喰壁がトタンで覆われているが、建築当時の島村家(木嶋屋)の勢いを感じさせる堂々とした土蔵である。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(桶川市教育委員会) 2006-11-15 |
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番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
021 島村家住宅土蔵 | 天保7年 (1836) |
土蔵造3階建、瓦葺、建築面積71㎡ |
埼玉県の登録文化財建造物 2018-12-27 現在 |