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番号・名称 年 代   構造等
077 根来寺
大師堂
明徳2年
(1391)
桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、本瓦葺
特徴等
根来寺 (ねごろじ) は平安時代末期に覚鑁上人 (かくばんしょうにん) によって開創された古刹で、紀の川の北側流域を通る県道7号粉河加太線の北方に位置している。多宝塔と大師堂はいずれも豊臣秀吉の根来攻めによる焼失を免れた建物で、多宝塔は国宝、大師堂は重要文化財に指定されている。
大師堂は日本真言宗の開祖・弘法大師を祀る三間四方、本瓦葺、宝形造の仏堂で、多宝塔の西南に建っている。境内最古の建物で、簡素ながら均整が取れて美しい姿を見せる。同時期の製作と見られる内部の春日厨子と及び須弥壇も附 (つけたり) として重要文化財になっている。
参考資料:根来寺の歴史と文化財(根来寺発行)/国指定文化財等DB(文化庁)
2010-1-15
     
     
       
       
根来寺大師堂 (撮影:2010-1)
根来寺大師堂 (撮影:2010-1) 根来寺大師堂 (撮影:2010-1)
    和歌山県の重要文化財建造物      2018-1-30 現在