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番号・名称 年 代   構造等
075 琴ノ浦温山荘
茶室
大正9年
(1920)
木造、建築面積96.33㎡、入母屋造、茅葺及び桟瓦葺
特徴等
琴ノ浦温山荘は、製革業で財をなした事業家新田長次郎が黒江湾を臨む海浜に営んだ別荘で、陸繋島 (りくけいとう) であった矢ノ島との間を埋立てて潮入の池泉を造成した庭園内に、各建物を配置している。主屋、浜座敷及び茶室が重要文化財に指定されいいるほか、正門や冠木門など6棟が附 (つけたり) 指定されており、庭園と一体となって往時のたたずまいを今に伝えている。
茶室は茅葺屋根の四方に桟瓦葺の庇を廻らせた野趣に富む建物で、主屋と池を挟み敷地東方に建っている。素朴な外観ながら、内部は各種銘木を用い変化のある造りとする。設計は武者小路千家の木津宗泉の指導によると伝わる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/琴の浦温山荘園案内リーフレット
2010-5-7
琴ノ浦温山荘茶室
(撮影:2010-5)
     
     
       
       
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