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番号・名称 年 代   構造等

073
琴ノ浦温山荘主屋

大正4年
(1915)
主座敷部及び内玄関部からなる
主座敷部:木造、建築面積279.26平米、一階建、地下一階、入母屋造及び寄棟造、桟瓦葺及び銅板葺 内玄関部:木造、建築面積152.72平米、一階建、地下一階、入母屋造及び寄棟造、桟瓦葺及び銅板葺
特徴等
琴ノ浦温山荘は、製革業で財をなした事業家新田長次郎が黒江湾を臨む海浜に営んだ別荘で、陸繋島 (りくけいとう) であった矢ノ島との間を埋立てて潮入の池泉を造成した庭園内に、各建物を配置している。主屋、浜座敷及び茶室が重要文化財に指定されいいるほか、正門や冠木門など6棟が附(つけたり)指定されており、庭園と一体となって往時のたたずまいを今に伝えている。
主屋は接客用の主座敷部と、居住用の内玄関部を南北に接続した構成になる。入母屋と寄棟の屋根を雁行して並べる等変化に富んだ外観と良質の材料を用いた内部意匠を特徴とする和風建築で、園内のほぼ中央に配されている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/琴の浦温山荘園案内リーフレット
2010-5-7
琴ノ浦温山荘主屋
(撮影:2010-5)
琴ノ浦温山荘主屋
(撮影:2010-5)
     
     
       
       
    和歌山県の重要文化財建造物      2018-1-30 現在