特徴等
天満神社は康保年間(964~968)の創建という古社で、和歌の浦を見晴らす天神山の中腹に鎮座している。現在の社殿は、豊臣秀吉による兵火の後、慶長年間に再建されてもので、楼門、本殿及び末社の本殿2棟が重要文化財に指定されている。
本殿は楼門をくぐった正面、前拝殿の先に建っている。桁行五間、梁間二間と規模が大きく、正面に三間の向拝を付け、浜縁を設ける。屋根は檜皮葺で、正面に大きな千鳥破風を造る。内外とも彫刻や彩色による装飾が施され、いかにも桃山時代の建築らしい華麗な社殿である。
参考資料:和歌浦天満宮由緒記/国指定文化財等DB(文化庁)
2010-2-9
天満神社本殿 (撮影:2010-2)
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
009 天満神社本殿 慶長11年
(1606)
桁行五間、梁間二間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝三間、檜皮葺
天満神社本殿 (撮影:2010-2) 天満神社本殿 (撮影:2010-2)
     
     
       
       
    和歌山県の重要文化財建造物      2018-1-30 現在