番 号 | 名 称 | 年 代 | 構造等 |
003 | 旧柳川家住宅 主屋 |
文化4年 (1807) |
居室部:桁行10.6m、梁間7.9m、二階建、切妻造、西面及び東面庇付、本瓦葺 座敷部:桁行9.8m、梁間4.9m、入母屋造段違、北面庇付、桟瓦葺、西面居室部に接続 |
特徴等 |
柳川家は、近世以来漆器の製造販売を営み、大庄屋を務めたこともある家柄という。この住宅は海南市黒江の入り江の奥に建てられていた町屋で、昭和46年(1971)に現在地に移築された。 主屋は2階建の居室部と、背後に接続する平屋建の座敷部から構成されている。居室部は切妻造、本瓦葺で、通り庭と田の字型の4部屋からなる。座敷部は入母屋造段違、桟瓦葺で、2部屋からなり、居室部とは棟を直交させて建つ。居室部の前・背面に庇を設け、前面の1・2階は格子をはめる。良材を用い、意匠もすぐれた和歌山県の代表的な町屋の一つとされる。 参考資料:風土記の丘案内リーフレット/国指定文化財等DB(文化庁) 2010-6-1 |
和歌山県の重要文化財建造物 2018-1-30 現在 |