特徴等 |
前田家は江戸時代から薬種問屋を営み、大庄屋を務めた家柄である。住宅は旧大和街道と高野山参詣道が交差する位置にあり、塀に囲まれた敷地に主屋や書院などが配されて歴史的景観を形成している。 新書院は東を入母屋造、西を切妻造とした桟瓦葺、平屋建の客用座敷で、中書院の南に東西棟で建っている。東南2面の下屋に半間の板縁を廻し、内部は西から6畳の式台玄関、10畳、床・棚・付書院を備えた12畳半の座敷を並べる。式台・床・欄間等、格式を備えた上質なつくりになる。 参考資料:前田邸案内リーフレット/国指定文化財等DB(文化庁) |
前田家住宅新書院 (撮影:2010-2) | 前田家住宅新書院 (撮影:2010-2) |
和歌山県の登録文化財建造物 2018-12-25 現在 |
前田家住宅新書院 (撮影:2010-2) |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
146 新書院 |
大正5年(1916) 昭和30年(1955)曳家 |
木造平屋建、瓦葺、建築面積83㎡ |
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