千葉県の重要文化財建造物       2018-1-17 現在
番号・名称 年 代   構造等
23 法華経寺法華堂 室町後期
(1467-1572)
桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、銅板葺
法華経寺法華堂 (撮影:2005-7) 法華経寺法華堂 (撮影:2005-7)
       
       
       
       
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特徴等
法華経寺 (ほけきょうじ) は日常上人を開山とする日蓮宗の大本山で、市川市を西北から南東に通る千葉街道 (国道14号線) の北に位置し、江戸時代頃からは街道から法華経寺に入る参道が門前町として賑わったという。境内の五重塔、四足門、祖師道及び法華堂が重要文化財に指定されており、他の諸堂とともに大本山のたたずまいを今に伝えている。
法華堂は法華寺の本堂で、富木常忍 (のちの日常上人) が若宮の館に建立し、後にこの地に移されたと伝わるが、現在の建物はその様式から室町時代後期に再建されたものとみられている。桁行5間、梁間4間、入母屋造、銅板瓦棒葺の中規模の仏堂で、周囲に切目縁を廻らせている。内部は正面の1間を三方吹放の外陣とし、その奥に低い中敷居を置いた内陣を設け、その間にを蔀戸を吊って区切っている。禅宗様式を基調にして、和風の要素を取り入れた形式で、初期の面影をよく残している。
参考資料:現地の説明板(市川市教育委員会)/市川の文化遺産(市川市HP)国指定文化財等DB(文化庁)
2005-10-4
       
       
       
       
法華経寺法華堂 (撮影:2005-7)