千葉県の重要文化財建造物       2018-1-17 現在
法華経寺四足門 (撮影:2005-7) 法華経寺四足門 (撮影:2005-7)
番号・名称 年 代   構造等
21 法華経寺四足門 室町後期
(1467-1572)
四脚門、切妻造、こけら葺
特徴等
法華経寺 (ほけきょうじ) は日常上人を開山とする日蓮宗の大本山で、市川市を西北から南東に通る千葉街道(国道14号線) の北に位置し、江戸時代頃からは街道から法華経寺に入る参道が門前町として賑わったという。境内の五重塔、四足門、祖師道及び法華堂が重要文化財に指定されており、他の諸堂とともに大本山のたたずまいを今に伝えている。
四足門は、かって本院の玄関門としていたのを明治時代に現在の場所に移したものであるが、もともとは鎌倉の愛染堂から文永年間(1264-1275)にこの地に移築したと伝えられている。正面1間、屋根は切妻造、柿葺で、本柱のほか前後に断面が楕円形の4本の控柱があり、中央本柱間に両開きの扉をつけている。本柱と控柱を海老虹梁という、湾曲した梁で結び、柱上の組物の形、配置法、柱下の礎盤(礎石)など、全体に禅宗様(唐様)の様式が見られる。建築年代は、その形式より室町時代後期と見られている。
参考資料:現地の説明板(市川市教育委員会)/市川の文化遺産(市川市HP)国指定文化財等DB(文化庁)
2005-10-4
       
       
       
       
法華経寺四足門 (撮影:2005-7) 法華経寺四足門 (撮影:2005-7)
       
       
       
       
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