番号-名称 年 代   構造等
113 旧陸軍演習場内圍壁 昭和9年
(1934)
鉄筋コンクリート造、延長20m、鉄筋コンクリート造2階建付
       
       
       
       
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    千葉県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
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特徴等
「一望千里」と呼ばれた戦前の習志野は、騎兵連隊をはじめ多くの軍隊による演習が行われ、将兵の鍛練の地としてその名が知られていた。軍隊の演習では、予想される様々な状況を想定し、それに対応ができるように訓練が行われた。
この建造物は、鉄筋コンクリートの壁と2階建望楼部からなる演習場の遺構で、長さ20m、高さ3.3m、厚さ30cmほどの圍壁(いへき)と3m角平面の2階建望楼部から成っている。壁体部には2段に銃眼が穿たれ,東寄りにアーチ状の入口を開ける。入口上部の扁額状銘板から年代と工兵第一大隊による築造が知られる。のどかな住宅地の中に建つこの異質の建造物は、きっと我々に何かを伝えるために今日まで生き延びてきたのに違いない。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/新ならしの散策平成7年9月15日号(習志野市HP)
2005-11-10
旧陸軍演習場内圍壁
(撮影:2005-11)
旧陸軍演習場内圍壁
(撮影:2005-11)
旧陸軍演習場内圍壁
(撮影:2005-11)
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