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特徴等
松前藩は交易場所からの運上金を家臣に知行の代りに与えるため、道内に約80ヵ所の運上家をつくっている。旧下ヨイチ運上家は、嘉永6年(1853)にヨイチ場所の請負商人である竹屋林長左衛門により建てられた現存する唯一の運上家 (うんじょうや) である。建物は桁行34.0m、梁間14.7mと長大で、切妻、板葺の石置屋根をのせる。正面に玄関と下玄関を設け、壁は下見板張で、格子窓を各所に設けている。北海道における数少い近世建築の一つであり、歴史的価値も高いとされている。
参考資料:旧下ヨイチ運上家案内リーフレット/国指定文化財等DB(文化庁)/余市町HP
2018-10-10

運上家:アイヌ民族との交易を請負った商人が経営の拠点とした建物。
旧下ヨイチ運上家 (撮影:2014-8)
番号・名称 年 代   構造等
61 旧下ヨイチ
運上家
嘉永6年
(1853)
桁行34.0m、梁間14.7m、一部2階、切妻造、板葺、北面玄関及び下玄関、西面風呂場・便所、南面下屋
及び便所附属
旧下ヨイチ運上家 (撮影:2014-8) 旧下ヨイチ運上家 (撮影:2014-8)
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