旧日本郵船株式会社小樽支店
(撮影:2008-7)
旧日本郵船株式会社小樽支店
(撮影:2008-7)
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特徴等
この建物は、明治39年(1906)に日本郵船(株)小樽支店として建設された。石造、2階建のルネッサンス様式の建築で、正面に玄関を設け、上をバルコニーとし、北面に貴賓用横玄関を配し、背面両翼に張り出すコの字型平面になる。新築間もない明治39年、日露戦争講和条約による樺太国境画定会議がこの建物の2階会議室で行われた歴史的遺構でもある。昭和30年(1955)に市が日本郵船から譲り受け小樽市博物館として利用してきたが、老朽化が目立ち、昭和59年(1984)から修復工事を着工、営業室、会議室、貴賓室など往時の姿に復元された。小樽港に東面して立ち、商都小樽を代表する明治後期の商業建築として、小樽の歩みを今に伝えている。
参考資料:現地の説明板(小樽市)/国指定文化財等DB(文化庁)/小樽市HP
2018-10-10
番号・名称 年 代   構造等
30 旧日本郵船株式会社
小樽支店
明治39年
(1906)
石造2階建、正面玄関付、鉄板葺、建築面積485㎡
       
       
       
       
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