特徴等 |
この建物は、明治39年(1906)に日本郵船(株)小樽支店として建設された。石造、2階建のルネッサンス様式の建築で、正面に玄関を設け、上をバルコニーとし、北面に貴賓用横玄関を配し、背面両翼に張り出すコの字型平面になる。新築間もない明治39年、日露戦争講和条約による樺太国境画定会議がこの建物の2階会議室で行われた歴史的遺構でもある。昭和30年(1955)に市が日本郵船から譲り受け小樽市博物館として利用してきたが、老朽化が目立ち、昭和59年(1984)から修復工事を着工、営業室、会議室、貴賓室など往時の姿に復元された。小樽港に東面して立ち、商都小樽を代表する明治後期の商業建築として、小樽の歩みを今に伝えている。 参考資料:現地の説明板( 2018-10-10 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
30 旧日本郵船株式会社 小樽支店 |
明治39年 (1906) |
石造2階建、正面玄関付、鉄板葺、建築面積485㎡ |
北海道の重要文化財建造物 2017-11-15 現在 |