特徴等 |
川西市郷土館は、多田銀山の精錬で栄えた旧平安家 (ひらやすけ) の住宅を施設として昭和63年(1988)に開館した文化施設である。広大な敷地内には、川西市内の小戸地区から移築・復元した旧平賀家住宅や青木・平通両画伯記念館などの展示施設もあり、鉱山資料などの展示のほか、各種講座やイベントも開かれている。中心的施設である旧平安家住宅は、主屋や蔵など15件の建造物が登録文化財になっている。 主屋は木造平屋建、瓦葺で、平面構成は土間と2列3室からなる伝統的な6間取を基調とし、屋根や庇等に数寄屋風の意匠を、玄関脇の接客部分等に近代的な間取りを取り入れている。伝統的手法を継承し要所に変化を加えた大正期の大規模邸宅の好例である。 参考資料: 2008-11-2 |
川西市郷土館 (旧平安家住宅主屋) (撮影:2007-3) |
川西市郷土館 (旧平安家住宅主屋) (撮影:2007-3) |
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兵庫県の登録文化財建造物 2018-12-26 現在 |
川西市郷土館 (旧平安家住宅主屋) (撮影:2007-3) |
川西市郷土館 (旧平安家住宅主屋) (撮影:2007-3) |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
285 川西市郷土館 (旧平安家住宅主屋) |
大正7-8年 (1918-19) |
木造平屋建、瓦葺、建築面積217㎡ |