特徴等
鳳鳴酒造 (ほうめいしゅぞう) は寛政9年(1797)創業という造り酒屋で、丹波篠山城下、呉服町に所在している。
槽場 (ふなば) 及び麹室 (こうじしつ) は仕込蔵の南側に接続して建つ南北棟で、切妻造、桟瓦葺の土蔵造2階建で、南端部に2重に壁面を立てた麹室を設ける。槽場は内部に柱を建てない構造の大空間で、現在はイベントスペースとして活用されている。
余談ながら、臨床心理学者で元文化庁長官の河合隼雄先生は篠山市の出身と聞いていたが、このイベントスペースでフルート演奏をされている写真が飾ってあった。東大安田講堂で先生の座談会を聞いたことがあるが、ユーモアに溢れた暖かい人柄が懐かしく思い出された。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/鳳鳴酒造HP
2009-4-14
鳳鳴酒造槽場及び麹室
(撮影:2009-4)
鳳鳴酒造槽場及び麹室
(撮影:2009-4)
       
       
       
       
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仕込蔵
    兵庫県の登録文化財建造物    2018-12-26 現在
鳳鳴酒造槽場及び麹室
(撮影:2009-4)
鳳鳴酒造槽場及び麹室
(撮影:2009-4)
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番号-名称 年 代   構造等
226 鳳鳴酒造
槽場及び麹室
江戸末期
(1830-1867)
土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積127㎡
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