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    兵庫県の登録文化財建造物    2018-12-26 現在
特徴等
この住宅は、又野良助が昭和14年(1939)頃に私邸として建築し、昭和27年(1952)に木下吉左右衛門の所有となったもので、JR山陽本線と山陽電鉄にはさまれた舞子公園西地区に所在している。阪神間の和風邸宅の一事例で、長方形の敷地のやや南寄りに主屋、その西北に土蔵と納屋、東北に使用人部屋を配する。
土蔵は切妻造、本瓦葺、桁行3間・梁間2間規模の2階建土蔵で、敷地の西北、茶室の北方に南北棟として建っている。 切石積基礎の上に建ち、南妻面に庇を付けて戸前とし、観音扉を吊る。外壁は白漆喰塗で、2階東面と南面に庇付きの窓を設ける。丁寧に仕上げた窓庇の持送りや、瓦に付けられたKの字のマークが面白い。
参考資料:現地の説明板(兵庫県)/国指定文化財等DB(文化庁)

2010-3-27
舞子公園旧木下家住宅土蔵
(撮影:2010-3)
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番号-名称 年 代   構造等
029 舞子公園旧木下家
住宅土蔵
昭和14年
(1939)頃
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積25㎡