特徴等 |
石清水八幡宮五輪塔は高さ約6メートルの巨大な石造五輪塔で、男山北麓の下院の一画、徒然草第五十二段にもでてくる高良社の近くに建っている。今は廃寺となっている宮寺であった旧極楽寺の境内に、鎌倉後期(1275-1332)に建立されたと考えられている。創建の経緯についてはいくつかの説があるといわれるが、摂津尼ヶ崎の豪商が日宋貿易の帰途、石清水八幡宮に祈って海難をのがれた報恩のために承安年間(1171~1174)に建立したものとの伝承により、安全な航海ができるように船乗りがよく参詣しことから、航海記念塔とも呼ばれている。いかにも重量感のある、雄大な五輪塔である。 参考資料:石清水八幡宮案内リ-フレット(石清水八幡宮)/八幡まるごとナビ(八幡市観光協会)/国指定文化財等DB(文化庁) 2022-11-6 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
542 石清水八幡宮 五輪塔 |
鎌倉後期 (1275-1332) |
石造五輪塔 |
京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |