特徴等
石清水八幡宮は、桂川、宇治川、木津川の三川の合流点にある男山に所在し、貞観2年(860)の創建以来、公家や武家をはじめとして広く崇敬を集めた。創建後はたびたび社殿を焼失等したが、その都度復興し、近世初頭には、天正8年(1580)の織田信長による社殿修復に続き、慶長3年(1598)から豊臣秀頼による境内再興が行われた。その後、寛永11年(1634)に江戸幕府により現在の本社社殿群が造替され、さらに境内社などの造替が続けられたと見られている。これらの諸建築のうち、本社社殿群10棟が国宝、摂社本殿5棟及び総門3棟が重要文化財に指定されており、近世初頭の境内構成を今に伝えている。
摂社狩尾社本殿 (せっしゃとがのおしゃほんでん) は、本社境内の西方にある飛地境内に所在している。三間社流造、檜皮葺で、慶長六年(1601)の建立になる。庇に浜床を張り、棚を設ける。また向拝柱間に結界を設け、側背面に板玉垣を廻らせる。
参考資料:石清水八幡宮案内リーフレット(石清水八幡宮)/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-1-27

説明書の写真
石清水八幡宮摂社狩尾社本殿
(撮影:2023-1)
清水八幡宮摂社狩尾社本殿
(撮影:2023-1)

 (注) 2023年1月訪れた時、社殿は修理中で、シートで覆われていました。
   下記はその様子を写した写真です。

 
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
541 石清水八幡宮
   摂社狩尾社本殿
寛永年間(1624-1643)頃 一間社流造、檜皮葺
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