特徴等 |
白山神社のあるこの地は、藤原頼道が山荘を設けたところといわれ、頼道の女(むすめ)四条宮寛子(かんし)は康和4年(1102)に金色院を造営した。白山神社はこの金色院の鎮守社として建てられたもので、本殿に伊邪那美命(いざなみのみこと)坐像(重文)を安置している。 拝殿は久安2年(1146)の創建と伝わるが、現在の建物は建治3年(1277)に再建されたもので、宇治離宮の遺構ともいわれている。桁行三間、梁間三間、寄棟造、茅葺で、四隅にのみ舟肘木の組物を用いた簡素な形状である。内部は折上小組格天井、板床とのことである。 参考資料:現地の説明板(宇治市・文部省)/宇治の建造物(宇治市HP)/国指定文化財等DB(文化庁) 2023-5-31 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
518 白山神社拝殿 | 建治3年 (1277) |
桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、茅葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |