特徴等
社頭に掲げられている「許波多神社 (こはたじんじゃ) 略記」によると、当神社は孝徳天皇大化元年(645)勅願により皇祖の御神霊を奉祀するために創建されたという古社で、延喜式神名帳(927)許波多三社の一座にあてられている。柳明神と称して柳山 (五箇荘三番割黄檗公園内) に所在していたが、明治8年(1875)陸軍火薬庫用地となって、御旅所であった現在地に移された。
本殿は三間社流造、檜皮葺で、棟は箱棟とし鬼板・千木・鰹木を付ける。身舎 (もや) の正面三間は板唐戸とし、三方に縁を廻し脇障子・勾欄を付け、向拝に浜床を設けて正面に擬宝珠 (ぎぼし) 柱付の登勾欄を付設している。繊細な木割や蟇股の彫刻に室町時代の特徴をよく表している。
参考資料:宇治の建造物(宇治市HP)/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-4-11
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
516 許波多神社本殿 永禄5年(1562) 三間社流造、檜皮葺
許波多神社本殿 (撮影:2023-4) 許波多神社本殿 (撮影:2023-4)
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在
許波多神社本殿 (撮影:2023-4)