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番号・名称 年 代   構造等
515 萬福寺松隠堂寿蔵 寛文3年
(1663) 
六角円堂、一重、本瓦葺
特徴等

萬福寺 (まんぷくじ) は中国僧隠元によって寛文元年(1661)に開創された黄檗宗の大本山で、宇治市五ヶ庄の里に位置している。伽藍の配置や堂舎の建築様式は中国の明時代末期頃の様式で造られており、建築材も東南アジア原産のチーク材が使われている。伽藍は延宝7年(1679)までにほぼ完成した。総門はじめ23棟の建物が重要文化財に指定されており、江戸前期の特色ある伽藍の様子を今に伝えている。
松隠堂 (しょういんどう) は、当寺の開山隠元禅師が住職を退いたのち居住されたところで、三門の北方に位置している。寿蔵 (じゅぞう) は隠元禅師の生前に築造された墳墓で、木庵禅師が中心となって建立された。本瓦葺の六角円堂で、開山堂の背後やや東に、半円形石垣に囲まれて建っている。屋根は宝形造りで、頂に露盤・宝珠を置く。
参考資料:萬福寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-4-6

萬福寺松隠堂寿蔵 (撮影:2022-12) 萬福寺松隠堂寿蔵 (撮影:2022-12)
       
       
       
       
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