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附指定
裏門 1棟:桁行三間、梁間二間、一重、切妻造段違、桟瓦葺
宝蔵 1棟:土蔵造、桁行6.9メートル、梁間4.1メートル、一重、切妻造、本瓦葺
鐘楼及び廊 3棟
 鐘楼:桁行一間、梁間一間、一重、切妻造、桟瓦葺
  廊 : 鐘楼前後二棟、延十八間、各梁間一間、切妻造、桟瓦葺
石碑亭 1棟:桁行一間、梁間一間、一重、宝形造、桟瓦葺

       
       
       
       
[附]鐘楼及び廊(鐘楼) (撮影:2022-12) [附]鐘楼及び廊(廊-開山堂側)
(撮影:2022-12)
[附]裏門 (撮影:2023-4) [附]宝蔵 (撮影:2022-12)
特徴等

萬福寺 (まんぷくじ) は中国僧隠元によって寛文元年(1661)に開創された黄檗宗の大本山で、宇治市五ヶ庄の里に位置している。伽藍の配置や堂舎の建築様式は中国の明時代末期頃の様式で造られており、建築材も東南アジア原産のチーク材が使われている。伽藍は延宝7年(1679)までにほぼ完成した。総門はじめ23棟の建物が重要文化財に指定されており、江戸前期の特色ある伽藍の様子を今に伝えている。
松隠堂 (しょういんどう) は、当寺の開山隠元禅師が住職を退いたのち居住したところで、三門の北方に位置している。開山堂は松隠堂の一角に建つ入母屋造、本瓦葺のお堂で、隠元禅師が祀られている。大棟中央の火焰付二重宝珠や正面の桃戸など、大雄宝殿との共通点が見られ、卍の勾欄がいかにも当寺らしい雰囲気を生み出している。
参考資料:萬福寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)

2018-4-6

萬福寺松隠堂開山堂 (撮影:2022-12) 萬福寺松隠堂開山堂 (撮影:2022-12)
番号・名称 年 代   構造等
510 萬福寺松隠堂
   開山堂
延宝3年
(1675) 
桁行三間、梁間一間、一重もこし付、入母屋造、背面後室附属、向唐破風造、本瓦葺
[附]鐘楼及び廊(廊-鼓楼側)
(撮影:2022-12)
[附]石碑亭 (撮影:2022-12)
    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在