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番号・名称 年 代   構造等
503 萬福寺禅堂 寛文3年
(1663) 
桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、本瓦葺、背面庇附属、桟瓦葺
特徴等

萬福寺 (まんぷくじ) は中国僧隠元によって寛文元年(1661)に開創された黄檗宗の大本山で、宇治市五ヶ庄の里に位置している。伽藍の配置や堂舎の建築様式は中国の明時代末期頃の様式で造られており、建築材も東南アジア原産のチーク材が使われている。伽藍は延宝7年(1679)までにほぼ完成した。総門はじめ23棟の建物が重要文化財に指定されており、江戸前期の特色ある伽藍の様子を今に伝えている。
禅堂は南の斎堂と対面して建つ、入母屋造、本瓦のお堂である。寛文3年(1663)の建立になり、本寺のもっとも古いお堂の一つである。座禅をする場で、斎堂、浴場とともに三黙道場と呼ばれている。
参考資料:萬福寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)

2018-4-6

       
       
       
       
萬福寺禅堂 (撮影:2008-9) 萬福寺禅堂 (撮影:2008-9)
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